NISA「ニュース」

「オルカン」「S&P500」などオーソドックスなファンド人気が継続、「ゴールド」や「新興国株」も浮上

 大手ネット証券3社の投信積立契約件数ランキング(月次)2026年1月のトップ4は前月と同じだった。トップに「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」(愛称:オルカン)、第2位は「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」、第3位に「iFreeNEXT FANG+インデックス」、第4位は「eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)」だった。このうち上位3ファンドは5月以来9カ月連続で同じだ。前月第5位だった「ニッセイ・S米国グロース株式メガ10インデックスファンド<購入・換金手数料なし>」(愛称:メガ10)はトップ10圏外に落ちた。また、前月第6位だった「SBI・iシェアーズ・ゴールドファンド(為替ヘッジなし)」が第5位に上がり、前月トップ10圏外だった「eMAXIS Slim 新興国株式インデックス」が第8位にランクインした。

news_260204.jpg

 ランキングは、定期的に月次の投信積立契約件数トップ10を公表しているSBI証券、楽天証券、マネックス証券の公開情報を使用。各社ランキング1位に10点、以下、順位が落ちるたびに1点を減点し、第10位を1点として、3社のランキング10位までのファンドの点数を集計した。

◆オーソドックスな株式インデックスファンドを選好

 1月の世界の株式市場は堅調となり、米国株は「S&P500」が1.37%高と反発して史上最高値を更新し、「NYダウ」も1.73%高で2025年5月以来9カ月連続高を記録した。また、「NASDAQ総合」は0.95%高と3カ月ぶりに反発した。そして、英国「FTSE100」は2.74%高と続伸して史上最高値を更新。国内株式は「日経平均株価」が5.93%高と大幅高し、「TOPIX(東証株価指数)」も4.62%高と続伸してそろって史上最高値を更新した。一方、新興国では中国の「上海総合」が3.76%高と堅調だったものの、インドの「SENSEX30」は4.07%安と下落した。

 2026年になってからも、2025年の流れを引き継いで米国をはじめとした先進国の株式市場が堅調に推移する動きが確認できたことで、従来の積立人気ファンドが引き続き選好されている。前月まではトップ10の上位にあった「メガ10」がトップ10圏外に落ちたことから、新しい切り口の商品よりも、大型で市場を代表するような銘柄で構成されたオーソドックスなインデックスファンドが積立投資では好まれる傾向が強いことがわかる。

◆3年連騰の先進国株高から分散も意識

 1月のランキングでは「SBI・iシェアーズ・ゴールドファンド(為替ヘッジなし)」、「iFreeNEXT インド株インデックス」や「eMAXIS Slim 新興国株式インデックス」といった新興国株ファンドがランクアップしている。米国をけん引役にして先進国株式が過去3年間で2ケタ成長を続け、その恩恵で「全世界株式」も3年連続で大きく上昇した後とあって、株式の高値警戒感に対するリスクヘッジ手段としての「純金(ゴールド)」、また、出遅れ感のある「新興国株」にも分散投資ニーズが出てきているものと考えられる。今後、この分散投資の動きが、債券を含めたバランス型ファンドなどにも広がっていくものか注目していきたい。

最新記事

NISA応援宣言トップページへ>>

ページトップに戻る