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「オルカン」「S&P500」のトップ2は継続するものの、国内株の「TOPIX」と「日経平均」が浮上

 大手ネット証券3社の投信積立契約件数ランキング(月次)2026年2月のトップ2は前月と同じだった。トップに「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」(愛称:オルカン)、第2位は「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」だった。第3位に「eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)」が上がり、前月第3位だった「iFreeNEXT FANG+インデックス」は第4位に後退した。また、前月第6位だった「楽天・プラス・オールカントリー株式インデックス・ファンド」が第5位に、第8位だった「eMAXIS Slim 新興国株式インデックス」が第7位に順位を上げた。前月トップ10圏外だった「eMAXIS Slim 国内株式(日経平均)」が第9位にランクインした。

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 ランキングは、定期的に月次の投信積立契約件数トップ10を公表しているSBI証券、楽天証券、マネックス証券の公開情報を使用。各社ランキング1位に10点、以下、順位が落ちるたびに1点を減点し、第10位を1点として、3社のランキング10位までのファンドの点数を集計した。

◆国内株式インデックスファンドの評価高まる

 2月の世界の株式市場はまちまちの展開となり、米国株は「S&P500」が0.87%安と反落したものの、「NYダウ」は0.17%高と続伸して2025年5月以来10カ月連続高になった。また、「NASDAQ総合」は3.38%安と大きく下落した。2月25日の引け後に予想を上回る好決算を発表したエヌビディアが月末にかけて大きく下落したことがハイテク株全般の地合いを悪くした。そして、英国「FTSE100」は6.72%高と大幅続伸して史上最高値を更新。国内株式は「日経平均株価」が10.37%高と大幅高し、「TOPIX(東証株価指数)」も10.44%高と続伸してそろって史上最高値を更新した。一方、新興国では中国の「上海総合」が1.09%高と堅調だったものの、インドの「SENSEX30」は1.19%安と続落した。

 2026年になってから、欧州株と国内株の堅調が目立つ。米国株が年初来の騰落率で「S&P500」が0.49%高、「NASDAQ総合」は2.47%安とほぼ横ばいであることに対して、国内株は「日経平均株価」が16.91%高、「TOPIX」が15.54%高と2ケタの上昇率となっている。これに続く主要なインデックスは英「FTSE100」の9.64%高だが、ドイツ「DAX」は3.04%高であり、欧州全般では国内株価に見劣りする。このような株式市場の現状をストレートに反映し、「eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)」は第3位に上がり、「eMAXIS Slim 国内株式(日経平均)」も第9位にランクインするなど国内株インデックスファンドの評価が高まっている。

◆ゴールド価格は中東情勢の緊迫化で一気に高値更新か?

 2月のランキングでは「SBI・iシェアーズ・ゴールドファンド(為替ヘッジなし)」は第5位で横ばいだった。NY金先物価格は1月29日に5354ドルの史上最高値を付けた後、翌30日に4745ドルと11.39%安に急落した。これまでの上昇ピッチの速さに対するスピード調整の大幅安だったが、その後はジワジワと価格が回復し、2月23日には5200ドル台に戻り、2月27日には5247ドルにまで上昇した。そして、2月28日に米国とイスラエルによるイランに対する大規模な空爆が実施され、3月2日には5311ドルにまで上げて史上最高値をうかがうところまで上がった。地政学リスクの高まりはゴールドには追い風となるため、中東情勢が落ち着くまではゴールド価格の高止まりは続きそうだ。この状況に、「ゴールドファンド」への人気がどの程度伴ってくるのか、来月の順位に注目したい。

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