新NISA「ニュース」

新NISA成長投資枠対象商品(非上場)は1682本に、新設ファンドのリスティングに注目

nisa_news_pcimage.jpegのサムネイル画像 投資信託協会が10月2日に更新した「NISA成長投資枠対象商品リスト」(非上場投信)で新たに70本の投信がリストアップされ、既存リストから2本が削除されたことで、対象ファンド数は合計1682本になった。今回の更新では、新たな投信会社が追加されることはなかったが、10月1日付けで社名変更した三菱UFJ国際投信が「三菱UFJアセットマネジメント」に、クローバー・アセットマネジメントが「パリミキアセットマネジメント」に変更した社名に更新された。

 「NISA成長投資枠対象商品リスト」は、6月21日から公表が始まり、当初941本だったファンド数は第2回目の7月10日に319本が追加、第3回(8月1日)の発表で239本(8本削除)、第4回目(9月1日)で127本(2本削除)が追加され、第5回目は追加本数が70本と、リストが更新されるごとに、追加ファンド数は少なくなっている。また、10月公表分では、9月、10月設定の新しいファンドがリストアップされることが目立った。

 たとえば、今年に設定されたインデックスファンドの中で、最も大きな設定額(50.7億円)となった「SBI・iシェアーズ・インド株式インデックス・ファンド」が早くも対象ファンドリストにリスティングされた。同ファンドは9月22日に設定されたばかりだ。また、10月17日設定の「フランクリン・テンプルトン・アメリカ地方債ファンド(為替ヘッジなし)(隔月分配型)」、10月27日に新規設定予定の「3県未来ファンド」も今回、リストアップされている。当月設定の新規ファンドを設定日前に登録するという動きは9月発表分あたりから目立ってきた。新NISAがスタートする2024年1月が接近してきたため、運用会社各社は競うように、新NISA向けにプロモートしたいファンドを新規に設定し、対象ファンドに追加するという動きを活発化させ始めたといえるだろう。

 今回の発表分には、この10月に新規設定するファンドもリストアップされたことから、今後、ますます各社の新NISA向けの新ファンドのリスティングが続くものと考えられる。今後の発表予定は、11月1日、12月1日となり、最後は12月19日だ。今後の発表に注目していきたい。

 なお、今回の発表からは、2024年1月5日以降に対象ファンドに該当するファンドとして「iシェアーズ ゴールドインデックス・ファンド(為替ヘッジなし)」、「ブラックロック天然資源株ファンド」の2ファンドを対象ファンドリストから一時的に除外することが発表された。今後、1月5日以降の対象ファンドについて準備が整い次第、投信協会は発表していく計画だ。(イメージ写真提供:123RF)

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